帰国後の新たな冒険:海外から帰ってきた私の就活旅行記!

海外生活からの帰国者が見た、日本の就職活動とその奇妙な冒険。

アメリカンスクールとトレカ大戦争

アメリカの学校生活で初めての衝撃、それは教室であった。「なんと先生が授業中にご飯を食べていたのだ!」と思わず声に出してしまったのは、日本の教室での先生のイメージが強すぎたからだ。先生が授業中にランチを食べるなんて、日本では考えられない!しかもその横では、長いリムジンで登校するお金持ちの生徒が!でも心配することはない、うちはただの普通の家庭だから。

そしてもう一つ、アメリカの教育体系での驚きはその教育体系だった。「飛び級や留年がある」ことが本当に驚いた。日本では全員が一緒に進む学校生活だけど、ここでは個々の学力に合わせてクラスが分けられていた。よくできる子はどんどん先へ進む。逆に授業に遅れを取ると、留年が普通だった。それにプレゼンテーションやディスカッションが多く、図書館でひいひい言っていたのも事実だ。

そういえば、小学校でも選択授業やレベル別のクラスがあり、同じ教室にいる同級生でも数学の時間になると別のクラスに移動して問題を解いていた。私も運よく同じハイレベルクラスに入っていたが、電卓を教えてくれる先生はインド出身で、計算は完全にインド式だった。それに小学校の段階で株取引を学んだりもしていた。教師の役割についても、担任はいるものの、日本と同じようには厳しくなかったように思う。

それから、アメリカンスクールでの友情の形成に欠かせないのがトレーディングカードだった。特にNBAのバスケットボールカードが流行っていた時期には、トレカを持っていない子はいなかった。私は特にバスケットボールカードと湾岸戦争のカードをコレクションしていた。湾岸戦争のカードは戦車や兵士が描かれており、戦闘シーンを再現して遊ぶのが楽しかった。あのカード交換のドラマは今でも鮮明に覚えている。

これが私の初めてのアメリカの学校生活の一部だった。